ラフィアン・ウイン撤退検討
今週は出資馬の出走は無し。
ということで、実はラフィアン・ウインの退会につ
いて真剣に検討しました。
ラフィアンについては2004年生まれの世代から入会
しましたので、かれこれ10年以上に渡り出資してき
たので、それなりに愛着もあります。
最初の内は出資馬もよく走ってくれていて、2世代目
ったのを筆頭に、2010年頃まではキャッシュフロー
ベースの収支でもプラスを維持していました。
ところが、その後出資馬が全く走らなくなりました。
私の相馬眼が悪いと言ってしまえばそれまでですが、
ラフィアン2008〜2014年産の世代別勝ち上がり率
.400→.506→.397→.390→.309→.305→.413
↑これを見ると、現3歳世代こそ少し巻き返したもの
の、最近になって勝ち上がり率が低下傾向にあるの
は明らかです。
で、この要因は何かと考えると、やはりノーザンF
の勢力拡大という結論に行き着きます。
シルク2008〜2015年産の世代別勝ち上がり率
.373→.304→.275→.610→.474→.579→.565
ノーザンFがシルクに募集馬を提供し始めた2011年
産世代以降、その躍進に押されるようにラフィアン
の衰退が始まっています。
巷では、成績低下はラフィアン自身の問題という声
も強いですし、確かにそれもあるかと思いますが、
ノーザンFがさらに力をつけてきて、それに追いつけ
ていないと言った方が正しいような気がします。
そんなことを改めて実感したのが、現2歳のクラブ
別成績を眺めていたときでした。
現2歳クラブ別勝ち上がり率(勝ち馬数/出走頭数)
サンデー .436(24/55)
シルク .400(20/50)
キャロット .429(21/49)
ラフィアン .196(11/56)
ウイン .071( 2/28)
ノルマンディー .000( 0/13)
今さら改めて言うことではないのですが、特に最近
のノーザンFはこれまでにも増して育成力が上がっ
ているように思えてなりません。
例えば、最近デビュー戦を迎えるような馬というの
は良血でも育成の段階で一頓挫あった馬や体質の弱
い馬も多いと思うのですが、ノーザンF系クラブは
そんな馬でもキッチリと軒並み勝ち上がっています。
以前、キャロットの今年の募集馬について、脚元に
リスクのありそうな馬が多いように思う、と書きま
したが、今のノーザンFであれば、そういう馬でも
脚元を持たせられるという自信があるから募集して
いるのかもしれない、とすら思えてきました。
そんなことを考えていると、プラチナムバレットに
出資させてもらっているノルマンディーはともかく、
ラフィアン・ウインで出資を続けていくのは非常に
厳しいという結論に至り、現役馬が引退した段階で
退会することを決意しました。
(ノルマンディーも、現2歳は育成の失敗と明言して
いるようですが、それだけの単純な問題ではなく、
ノーザンFとの育成力の差は開く一方だと思っている
ので、出資額は減らし、場合によっては撤退をも視野
に入れていく必要があると考えています)
一方で、社台グループばかりでは面白くない、という
思いは今でも強く持ち続けていますので、その役目は
ノルマンディーと、それに加えて、もう一つ新たに入
会検討中のクラブに託したいと思っています。