たいちゃんパパの隠れ家

社台RH、サンデーR、G1、キャロット、ノルマンディー、ワラウカドで一口馬主に出資。出資馬の出走の記録を中心に、競馬に関する個人的意見を書き連ねていきます。

シルバーチャリスの16

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今年の社台グループの募集馬検討において、

早くから魅力を感じていたのがこの馬。

どこに魅力を感じたか書いていきたいと思います。

 

1.血統面

・父トーセンホマレボシ

 1400万円という募集価格はこの父だからこそ、

 と言っても過言ではないでしょう。

 実際、父の実績で回避された方も多いと思います。

 父の現在の代表産駒はミッキースワローですが、

 私の所有馬では、フリージングレイン(未勝利戦)、

 プラチナムバレット(京都新聞杯)が対戦して

 いますので、個人的にはかなり馴染みの馬です。

 で、このミッキースワロー、秋〜古馬にかけて、

 重賞のひとつは勝てる馬だと見ています。

 実際、京都新聞杯のレース振りも、京都初騎乗の

 若い鞍上であわやというシーンがありました。

 初年度である現3歳世代は53頭が出走して3頭が

 500万下を勝ち上がっており、これも配合牝馬

 レベルを考えればかなり優秀と言えそうです。

 トーセンホマレボシの母系といえば、カンパニー、

 トーセンジョーダンが出ている、言わずと知れた

 晩成血統ですから、今後の上積みも大きそうですし、

 ミッキースワローが現時点で重賞を勝っていなくて

 ラッキーだったと思っているくらいで、ここには

 何の不安もないことをまず断言しておきます。

 

・Pocahontas 6×5

 また、血統面でもうひとつ強調しておきたいのが、

 Pocahontasという牝馬のクロス6×5です。

 PocahontasはAlzaoの母母である他、Tom Rolfe

 の母でもありますので、アレミロードを通じて

 フェイムゲームにも入っている、これまた個人的

 に馴染みのある血です。

 遡ると、Pocahontasの母母The Squawからは

 ニキーヤにも繋がるという非常に活力のある母系で、

 このクロスは非常に大きなプラス要素です。

 

2.馬体面

・これぞディープインパクト産駒という立ち姿

 カタログでこの馬の写真を見たときの第一印象は、

 「アスールアラテラに似ている・・・」

 というものでした。

 アスールアラテラは、ディープの初年度産駒にして、

 サンデーで総額5000万円で募集された期待馬でした。

 当時は社台・サンデーに新規入会した初年度で、

 真面目にこの馬も検討したので、よく覚えています。

 このとき、アスールアラテラに魅力を感じたのは、

 「ディープ産駒はこれくらい軽くて飛びそうな雰囲気

 のある馬の方が走るだろう」と思ったからです。

 しかし、結果的にアスールアラテラは「軽いだけ」で、

 中央では1勝したのみ、現在も地方で走っています。

 しかし、今でも思うのですが、本当の意味で突き抜け

 たディープ産駒の牡馬が出るとしたら、それはアスール

 アラテラの形をしていて、且つ、バネのある馬なのでは

 ないでしょうか?

 ディープ産駒では、ジェンティルドンナという歴史的

 名牝は出た一方、牡馬では父のような圧倒的な強さを

 持つ馬というのはまだ出てきていません。

 ディープの孫であるこの馬がそうなる可能性も・・・

 なんてことまで考えてしまうわけですが、一口35万円

 でここまで妄想できたらもうその時点で結構度は高い

 と言えるかもしれませんね。

 

・兄姉に全く似ていないのもプラス

 ディープによく似ているということの裏返しです。

 幸い、手元には08年のオーナーズのカタログからあり

 ましたので、母の2番仔(スコアズビー)から6番仔

 (チャリスウェル)までの募集時写真はすべて確認しま

 したが、結論としては全く似ていません。

 Crawfishを起点とするこの牝系からは、ブラックホーク

 ピンクカメオサウスヴィグラスと、どちらかと言えば

 ゴツめの馬が出ており、兄姉たちはみなそのようにタイ

 プに出ていたのに対して、この馬は先にも述べた通り、

 ディープが強く出ていますので、全く異なる馬体です。

 兄姉に似ていないのだから、その兄姉が走っていない

 ことも全く気にしなくていいだろう、と判断しました。

 

3.歩様

・これまたディープにそっくりな脚の運び

 DVD の動きを見て最初に思ったのは、

 「ダービーのパドックで見たディープの歩様にソックリ」

 というものでした。

 ディープの勝ったダービーといえば、府中に徹夜で並び、

 パドック最前列でじっくりディープだけを見ていました

 ので、忘れるはずもありません。

 しかし、あれから十数年経っているわけで、さすがに

 記憶違いかも・・・と思い、NHKの競馬中継を録画した

 DVD(よく残っていました)を引っ張りだし、パドック

 の映像を見てみたら・・・やっぱり似ています!

 飛節を伸ばす角度や、そこから踏み込んでいくときの

 飛節の動かし方(軌道)など本当にソックリです。

 (ツアーでもじっくりと確認してきました)

 これだけでバネがあるかどうかハッキリと言えるわけ

 ではありませんが、ディープに似ているということが

 可能性の示唆であるのは間違いないと思っており、

 もしかしたら『バネのあるアスールアラテラ』が遂に

 現れたのかもしれない・・・そう考えたら、その時点

 でこの馬に応募することは決まったも同然なのでした。

 

というわけで、いろいろと過去の記憶なども呼び起こし

ながら、この馬への出資を決めました。

 

それにしても予想以上に人気が無いのでG1新規の私でも

問題なく出資できそうなのは幸運な限りです。

総額1400万円なので、2つ、3つ勝てればそれなりにペイ

できるわけですが、それだけに留まらない夢を見ています

ので、これからどのように成長するのかとても楽しみです。

 

当分売れ残りそうな気がしているので、仮に、社台・

サンデーで応募した2頭がともに落選した場合、この馬に

もう一口出資する、という選択肢すら考えているくらい

ですので、気になる方は是非もう一度検討してみて頂け

たらと思います。