フリージングレイン、圧勝!
レノヴァール
2歳500万下 鮫島駿騎手 9頭/4着
これは惜しいレースでしたね。先着を許した馬とは、
鞍上の技量の差が出たという印象です。
レースのポイントは、シャルドネゴールドとフランツ
が捲り気味に上がっていった3〜4コーナーでしたが、
ここでそれを予想できていたかどうか、が勝負の分か
れ目となりました。
鮫島Jは、恐らく好位のインを取れたことに満足して、
あとは自分のタイミングで追い出せば、と甘く考えて
いたのではないでしょうか。2頭が上がっていったこ
とに気付くと慌ててムチを入れ、コーナリングも十
分な準備ができていなかったので外に膨れています。
なぜ京都の内回りであんなにのんびりとしていられる
のか、個人的には不思議でなりませんが・・・。
鞍上がもっと緊張感を持って乗ってくれていれば際ど
い勝負に持ち込めたと思うと残念ではありますが、
休み明けで12キロ増だったことを加味しても、確かな
成長を感じられたことは嬉しい限りです。
ゴール前の脚は際立っていましたし、恐らく乗り替わ
りとなるであろう次走、改めて期待したいです。
フリージングレイン
ヤングJSFR中山1 荻野極騎手 14頭/1着
戦前は2000という距離がどうかと思っていたのです
が、先行集団に付けて4角で先頭に並びかけ、あとは突
き放す一方という、ビックリするほどの圧勝劇でした。
中山だとコーナリングがスムーズな気もしますし、6F
目(1000〜1200m)で11.5秒まで加速し、そこから
11.9-12.3-12.8-13.1
と減速していくというスタミナの要求されるレースラッ
プが良かったのかもしれません。
次走は東京の箱根特別を目指すとの師のコメントがあり
ましたが、今日のレース内容を見てなぜ中山の潮来特別
まで待たないのか、個人的には理解できません・・・。
まあ、しかし、レイン君の秘めた素質の一端を垣間見る
ことができたので、今日のところは満足です。
ありがとう、レイン君!
今週の出走予定(2017/12/28)
不思議な感覚ですが、2頭が出走します。
レノヴァール
2歳500万下 阪神/芝2000 鮫島駿騎手
素質馬の揃う「旧エリカ賞」、今年もなかなか将来
性のありそうな馬が揃いましたが、その中に入って
レノ君がどれくらい走れるか、楽しみな一戦です。
未勝利勝ちが裏開催だったので人気にはならないで
しょうが、このメンバーに入っても素質的にはヒケ
をとらないと思っています。
使う毎に成長を見せるハーツクライ産駒ですから、
着実に成長した姿を見せてもらいたいものです。
フリージングレイン
ヤングJSFR中山1 中山/芝2000 荻野極騎手
ここはメンバーに恵まれましたね。しかも、中央の
若手の中では抜けた成績を残している荻野極騎手。
中山コースも未勝利戦の内容からは苦手意識は無いで
しょうから、ここはハッキリとチャンスだと思います
が、課題は距離でしょうね。
距離短縮が苦手なハービンジャー産駒で、さらに内枠
でもありますから、上手く流れに乗りたいですね。
平日で仕事があるためライブ観戦はできませんが、
心の中で応援します!
新たな出資検討
ノルマンディーの2次募集と、新たに立ち上がった
ニューワールドレーシングの検討をしてみました。
が、結果としては出資候補となる馬はゼロでした。
ノルマンディーは動画が見れていませんが、現時点
で既に全馬が出資候補圏外という状況。
正直、あまり魅力は感じませんが、一応、DVDは
注文しましたので、改めて検討してみます。
ニューワールドは、
が77点で最高点(80点以上が出資候補)。新規開業
厩舎のため厩舎加点がありませんので、安田隆先生
ご子息への期待を加味すれば出資候補としても良い
のですが、いかんせん40口なのが・・・。
会費も発生しないようですので、今年は見送って、
来年度以降にまた検討したいと思います。
今週の結果(2017/12/23)
今週は土曜1Rのみの出走です。
プレビューをする前に発走していました・・・。
ミラビリア
12/23(土) 2歳未勝利 中山/ダ1200 松岡騎手
16頭/4着
デビュー戦のレース振りからは一本調子なタイプかと
思っていましたので、坂のある中山は少し厳しいかな
と感じていました。
ところが、レース内容はいい意味で期待を裏切ってく
れるものでした。最内で揉まれる厳しい展開で、
4コーナーでポジションを下げたときは万事休すかと
思いましたが、そこから粘りを見せて4着。
レースセンスのある馬なので、やはり小回りの方が向
きそうだと改めて感じましたし、そのうち勝ち上がり
のチャンスもあるでしょう。
今週の結果(2017/12/16)
デスティニーソングとレプランシュ、頑張りました。
デスティニーソング
中京日経賞 鮫島駿騎手 18頭/2着
プラス20キロと馬体が回復していたのが何よりでした。
ただ、パドックの気配はそこまで良くは見えませんでし
たので、状態としてはソコソコだったと思います。
それでも、4コーナーで手応えが怪しくなりながらも、
併せ馬でしぶとさを発揮するこの馬の持ち味を十分に
発揮しての2着、立派です。
叩いての上積みはあるでしょうし、まだまだ成長の余地
もあるように感じますので、今後がますます楽しみです。
ウインティアラ
3歳上1000万下 木幡巧騎手 18頭/12着
最後なので思い切って逃げて欲しかったのですが、中団
から伸びずという面白味のない内容でした。
陣営の指示なのか何なのか知りませんが、明らかに逃げ
た方が結果を残している馬なのに、逃げられたレースが
数えるほどしかないかという・・・その点では少し心残
りもありますが、無事に競走生活を終えることができて
良かったと思います。
血統的にはいい仔を出せる可能性もあると思うので、
繁殖牝馬としての今後に期待しています。
3歳上1000万下
レプランシュ ボウマン騎手 12頭/3着
レントラー 小牧騎手 12頭/8着
レプランシュは惜しかったですね。結果的にはスタート
で出負けしたのが痛かったですかね。
少頭数ということもあってポジションを上げられました
が、少し溜めが効かなかったかもしれません。
馬体重も増えて、パドック気配はかなり良かったですし、
ようやく3歳時から成長してきたように思うので、あとは
ラスト3ハロンを33秒台までスピードを上げることができ
るかどうか、ですね。
この宿題は次走以降に持ち越しですね。
レントラーは少し中途半端な競馬になってしまったかも
しれません。
上がりで早い脚が使える馬ではないので、思い切ってハナ
に行っても良かったように思います。
ただ、今回はパドック気配も今イチでしたし、叩いての次
走に改めて期待したいところです。
今週の出走予定(2017/12/16)
今週は4頭が出走予定です。
デスティニーソング
12/16(土) 中京日経賞 中京/芝1200 鮫島駿騎手
夏の北海道シリーズ以来の復帰戦になります。
ここ2戦はチグハグなレースとなってしまいましたが、
実力的にはこのクラスでも十分やれるはず。
調教内容からは成長も感じられますので、あとは斤量と
相手関係次第といったところでしょうか。
重賞5着に健闘した舞台でどこまでやれるか、楽しみに
しています。
ウインティアラ
12/16(土) 3歳上1000万下 中山/芝2000 木幡巧騎手
ここが恐らく引退レースになるかと思います。
坂のあるコースは向いていないでしょうから多くは期待
しませんが、無事に走り終えてくれれば満足です。
レプランシュ ボウマン騎手
レントラー 小牧騎手
12/16(土) 3歳上1000万下 阪神/芝1800
同じクラブで出資馬が2頭出しというのはなかなか珍しい
ケースですね。
ことで、2頭揃って上位に来るというのは難しいかもしれ
ませんが、やはりそれを期待してしまいます。
レプランシュは期待した前走が案外の内容でしたが、叩き
2戦目の上積みを期待したいものです。
逆に、ここで好勝負できないようでは、ちょっと先行きが
暗くなってしまいます・・・。
レントラーは、前走こそ大敗しましたが、500万下を勝ち
上がったときの鞍上に戻るというのはプラス材料。
この条件が向いているとは思えないのものの、善戦を期待
したいところです。
ラフィアン・ウイン撤退検討
今週は出資馬の出走は無し。
ということで、実はラフィアン・ウインの退会につ
いて真剣に検討しました。
ラフィアンについては2004年生まれの世代から入会
しましたので、かれこれ10年以上に渡り出資してき
たので、それなりに愛着もあります。
最初の内は出資馬もよく走ってくれていて、2世代目
ったのを筆頭に、2010年頃まではキャッシュフロー
ベースの収支でもプラスを維持していました。
ところが、その後出資馬が全く走らなくなりました。
私の相馬眼が悪いと言ってしまえばそれまでですが、
ラフィアン2008〜2014年産の世代別勝ち上がり率
.400→.506→.397→.390→.309→.305→.413
↑これを見ると、現3歳世代こそ少し巻き返したもの
の、最近になって勝ち上がり率が低下傾向にあるの
は明らかです。
で、この要因は何かと考えると、やはりノーザンF
の勢力拡大という結論に行き着きます。
シルク2008〜2015年産の世代別勝ち上がり率
.373→.304→.275→.610→.474→.579→.565
ノーザンFがシルクに募集馬を提供し始めた2011年
産世代以降、その躍進に押されるようにラフィアン
の衰退が始まっています。
巷では、成績低下はラフィアン自身の問題という声
も強いですし、確かにそれもあるかと思いますが、
ノーザンFがさらに力をつけてきて、それに追いつけ
ていないと言った方が正しいような気がします。
そんなことを改めて実感したのが、現2歳のクラブ
別成績を眺めていたときでした。
現2歳クラブ別勝ち上がり率(勝ち馬数/出走頭数)
サンデー .436(24/55)
シルク .400(20/50)
キャロット .429(21/49)
ラフィアン .196(11/56)
ウイン .071( 2/28)
ノルマンディー .000( 0/13)
今さら改めて言うことではないのですが、特に最近
のノーザンFはこれまでにも増して育成力が上がっ
ているように思えてなりません。
例えば、最近デビュー戦を迎えるような馬というの
は良血でも育成の段階で一頓挫あった馬や体質の弱
い馬も多いと思うのですが、ノーザンF系クラブは
そんな馬でもキッチリと軒並み勝ち上がっています。
以前、キャロットの今年の募集馬について、脚元に
リスクのありそうな馬が多いように思う、と書きま
したが、今のノーザンFであれば、そういう馬でも
脚元を持たせられるという自信があるから募集して
いるのかもしれない、とすら思えてきました。
そんなことを考えていると、プラチナムバレットに
出資させてもらっているノルマンディーはともかく、
ラフィアン・ウインで出資を続けていくのは非常に
厳しいという結論に至り、現役馬が引退した段階で
退会することを決意しました。
(ノルマンディーも、現2歳は育成の失敗と明言して
いるようですが、それだけの単純な問題ではなく、
ノーザンFとの育成力の差は開く一方だと思っている
ので、出資額は減らし、場合によっては撤退をも視野
に入れていく必要があると考えています)
一方で、社台グループばかりでは面白くない、という
思いは今でも強く持ち続けていますので、その役目は
ノルマンディーと、それに加えて、もう一つ新たに入
会検討中のクラブに託したいと思っています。