2017年度募集の傾向と対策③〜狙い目となる厩舎
これまで2回は血統という観点で狙い目となる馬を考えてきましたが、今回は厩舎について考えます。
まだどのクラブも所属予定厩舎は発表されていませんが、直近の成績をベースに狙い目となる厩舎に予め目星を付けておきたいと思っています。
私は厩舎の評価については以下の3つの観点を重視しています。
①勝利数
②重賞実績
③勝率・連対率・複勝率
①②は誰でも注目すると思うので、これが良い厩舎が人気になるのは当然として、個人的には③を特に重視すべきと考えています。
このブログの最初でも述べた通り、私はキャッシュフローベースでの回収率を意識した馬選びをしたいと考えています。
そのためには、仮に若干素質が劣るような馬でも何とか勝ち負けに持ち込んで賞金を稼げる厩舎が望ましく、それを測る指標としては③が最も有効と思うからです。(①②は一握りの素質馬によって押し上げられてしまうため)
では具体的にどのくらいの成績を上げていれば良いかというと、
勝率1割、連対率2割、複勝率3割
を目安にしています。これは感覚的なものですが、過去の経験からキャッシュフローベースでブレークイーブンとするために最低限求められる水準だと考えているからです。
そういった観点で直近3年間(17年は途中経過)の厩舎成績を見てみると、堀・角居・藤原英・友道・池江・藤沢和は流石に素晴らしいですが、この辺りは当然人気になるでしょう。
ということで、少し穴っぽいところに目を向けると、まず若手で最も将来有望と思うのが中内田です。17年(先週迄)の勝率.215、連対率.430 は先に挙げた厩舎に全く引けを取りません。既にお気付きの方も多いでしょうが、それでも一度は出資してみたいですね。
他では、岡田・角田・奥村武・野中は馬の質を考えると評価できると思いますし、開業間もないところでは渡辺・橋口・杉山といった厩舎に未知の魅力を感じます。