たいちゃんパパの隠れ家

社台RH、サンデーR、G1、キャロット、ノルマンディー、ワラウカドで一口馬主に出資。出資馬の出走の記録を中心に、競馬に関する個人的意見を書き連ねていきます。

牧場見学(番外編)

今回の牧場見学では、社台F、ノーザンF空港に加え、

(毎度のことですが)社台SSにも立ち寄りました。

 

特にどの馬が見たいというものもなく、ただ雑談しな

がら馬の見方等勉強させてもらえれば、という程度の

ものだったのですが、予想外にいいものを見ることが

できました。

 

それは、ドゥラメンテのロンギ場での運動風景です。

 

種牡馬たちも運動不足解消を目的にこのようなトレー

ニングは行っており、キズナが運動を終えて洗い場で

体を洗ってもらっているところも見れたのですが、

そのとき、ちょうど運動をしていたのがドゥラメンテ

だったのです。

 

ドゥラメンテは昨年の宝塚記念での故障により引退を

余儀なくされていたので、そもそも軽いキャンター程

度であっても走れるまでに回復しているということが

軽い驚きでしたが、その走りっぷりは、やはりこの馬

は違う!、と思わせるものでした。

 

後肢の蹴りの強さとか、完歩の大きさ、バネを感じる

脚の運び、といったものは勿論ですが、何よりも強く

印象に残ったのはその「荒々しさ」です。

 

以前、SSのスタッフの方と話していたときに、こんな

話を聞きました。

ディープインパクトが典型的なお坊ちゃんであるの

に対して、ステイゴールドやその産駒は野生児。もし

野生に放たれたらと考えたとき、最後まで生き延びる

のはステイゴールドでありドリームジャーニーであり

オルフェーヴル。この「生命力」こそが、ステイゴー

ルドの血の最大の長所である』

と。

 

今回、ドゥラメンテを間近で見せてもらい、父キング

カメハメハや、その産駒のロードカナロア、ルーラー

シップなどとは全くタイプが異なっていて、むしろ、

ステイゴールド系に通じる「生命力」「荒々しさ」を

強く感じたのです。

 

飛節が全く伸びない歩様などを見ても、おそらく産駒

は平均的に走るというよりも、たまに一発大物を輩出

する、まさにステイゴールドのようなタイプだろう、

と思います。

しかし、この馬の良さが上手く引き継がれたら・・・

日本競馬の歴史を変えるような大仕事をする馬も出て

くるかもしれません。

 

非常にギャンブル性は高いかもしれませんが、ドゥラ

メンテの子どもたちが募集されたら、是非とも注目し

て見てみたいな、と思った次第です。